日記

Yet Another JUGEM.
柊野日記、8-8
柊野日記、8-8  
2006年10月に開始した8編が なんとも情けないのですが、
無責任にも途中とぎれて 4ヶ月後の2007年1月の今日完結します。

実はわたくし 癌と闘っています。というより付きあっています。
3月に食道癌を告知され翌4月に転移していた胃や数個のリンパ共々
摘出手術をうけました。
無事退院し、日記を始めましたが、びっくり仰天、一面予測通り、
10月初旬から再入院し、放射線と抗ガン剤治療をうけていました。
為に、日記が中断してしまいましたが、今回新たに復帰します。
今後も可能な限り明るく元気に「時々日記」として回を重ねてゆきますので、
時々覗いてみてください。

この一枚は、ダイレクトではなくハウスのビニール越しに彼岸花を
とらえてみました。土臭い農業の場もこうした間接的な処方で、油絵
みたいな描写が得られ視覚的に楽しめますから気に入っています。







| 田口 隆 | 写真教室 | 12:58 | - | - |
柊野日記、8-7
柊野日記 8-7、
田の神さあの二体目は、完全な立体像であります。
めしげと飯茶碗を持って背を丸め田の畦にたたずむその容姿からは、
ウロチョロと歩き回っているような滑稽な動感を感じます。

「田の神さあの散歩日和」
訪れたその日は、柔らかい日差しが降り注ぎ一面に彼岸花が咲き誇る
長閑な秋日和でありました。
田の神さあは、秋の陽気に誘われて満開の彼岸花の中を嬉しそうに
散策しているように見えました。




| 田口 隆 | 写真教室 | 12:25 | - | - |
柊野日記、8-6
柊野には全く異なる二体の田の神さあがいる。
二体とも当たり前の様に田の畦に(雰囲気を損ねる解説板などもなく)
昔日そのままにあるのが嬉しい。
その一体は石の祠の中に精巧な浮き彫りで、整然と生真面目な容姿で鎮座する。

「おいは百姓じゃ」という土地の人が、親交心と少しばかりの酒の力を借りて
田の神さあに寄り添って歌ってくれた「柊野音頭」の渋い哀愁に満ちた音調と
この地を誇り高く熱く語る表情が私の気持ちを和ませて心地よかった。
撮影の一つの楽しみは、こんな贅沢な時間が得られる事にもある。



| 田口 隆 | 写真教室 | 11:57 | - | - |
柊野日記、8-3
秋期作物(土の色、性質からしてサツマイモかな)の収穫を終え、直ちに
整地されたのであろう耕耘機の轍。
その処置の敏速さと端正さは、そのまま人格とつながって想われた。
| 田口 隆 | 写真教室 | 16:52 | - | - |
柊野日記、8-2
柊野(くきの)の地名からして、入郷当時には
柊(ひいらぎ)が群生していたのだろうと思える。
柊の木はその昔、硬い葉の周囲に棘があり
ネズミよけや魔除けとして、
庭木には最適とされてきたようです。

しかし、老木になると棘もなくなり角が取れて
丸くなることから、人の生き様と重なるようです。

初対面の私を迎えてくれたのは、柊の変化の如く、
皆、角の取れた穏やかな人達でありました。
柊野日記は、その感動を写したものです。
| 田口 隆 | 写真教室 | 19:06 | - | - |
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